ブルウ誕生まで
茶凡屋はオリーブ石けんから始まった。
オリーブ石けんはねっとりというほどの細かい泡立ちで、洗い上がりの肌はすべすべになる。
そして冬場などはとてもしっとりする。当時乾燥肌で悩んでいたわたしはこの洗い上がりに驚いた。
すばらしい石けんだと思った。
しかし、夏場などは少し重い、ちょっとべたつく感じがしてしまう。そして溶け崩れするやわらかい石けんだ。
お客様からの声もあり、原料油脂の配合や香料の配合など工夫し、
いわゆる「使いやすい石けん」に改良してきた。
そして25 種類あまりの製品を開発してきた。
作っていく中で既存の市場にある製品に近づいていくけれども、
最初にオリーブ石けんで感じた感激から遠ざかってくような気がしていた。
そんな中で、特にお肌の弱いお客様はシンプルなオリーブ石けんを
支持されていることに気がついた。
店を始めてから5 年になろうとする頃、石けんやを始めた頃の原点にもどろう、
「オリーブ石けんはやっぱりすごいのでは」との思いがふくらんできた。
しかし元のオリーブ石けんは作りたくない。
オリーブ石けんのよくないなと思っていた点はクリアして
オリーブ石けんを超えたオリーブ石けんを目指し試作を始めた。
石けんの開発には香りは重要な要素である。
日ごろから香りの候補は考えているがなかなか製品化まではいかない。
「ブルウ」いう名前は、実はブルーカモミールを入れた石けんにしよう
ともくろんでつけたのである。
ブルーカモミールの香りを含め数種類試作し、お客様に評価頂いた。
本命はカモミール。
だが、評価は良くなかった。
というより、「マニアック」な評価であった。
製品化は断念した。
お肌の弱い方向けの無香料タイプ、柑橘系の香りの2 タイプで製品化した。
柑橘系の香りもお客様からの、要望があった。
柑橘系の香りは香水でもトップノートに使われ、
人気のある香りであるが、飛びやすいのが難点。
今回はリラックスできる、冬、こたつに入って、よく冷えたみかんをむいた時のような
甘く、フレッシュな香りがテーマ。
精油を何種類も調香してやっと「ブルウリラックス」が完成した。
しかし、ブルーカモミールへの思いは捨てきれず
「開発当初のコンセプトは生かすべき」と多方面から
アドバイスを受け、「よし、作ろう」と
2008 年1 月オリジナルより香料の配合を少しアレンジして製品化した。
